便秘薬¦酸化Mgのおすすめブランドと解説
(おことわり:私は現在無職ですが、9年間薬剤師で食べておりました)
目次
まえがき
先日、お腹を壊してから腸内環境が悪くなったのか、1週間ほどの便秘に悩み、酸化マグネシウムを求めてドラッグストアに駆け込みました。
↑菊川怜さんのCMを見たことがある方多いかと思います。
私が行ったお店には、3種類ほど、製薬会社の異なる酸化マグネシウムが売られていました。
どれでも良かったのですが、パッケージを見て比較してみて、ケンエーのがよさそう、と思って買って、飲んでみて、思ったことを書きます。
ついでになぜ酸化マグネシウムが便秘に効果があるのかなど、簡単に解説します。
「ケンエー」の酸化マグネシウムのどこが良いのか
⚫ほのかなレモン風味
薬を服用する上で、味って重要な要素だと思うのですが、これなら小さいお子さんでも問題なく口に入れることが出来ると思います。
もちろん大人にとっても飲みやすい!
⚫唾液で崩れる錠剤
錠剤をのみ込めない子どもでも、なめて溶かすことができます。しかも上記の通り、レモン風味なので美味しく服用できます。
(ただし注意あり。後述します)
いやー、この2つって結構アピールポイントだと思うんですが、CMや、パッケージの正面だけでは伝わってないですよね。もったいない💦
(側面に記載されています。)
唾液で溶けるからと言って、水なしで飲んだら効果がない
唾液で溶かしたとしても、かならずコップ1杯以上の水分を摂らないと効果が出にくいと思います。多めの水分(もちろんぬるま湯でもOK)と一緒に服用することに意味があります。
「非刺激性」ってCMで言ってますけど、非刺激なのに便秘に効果があるのは、この薬が水分とともに腸内で効果を発揮するからです。
酸化マグネシウムがなぜ効くのか
この薬の成分「酸化マグネシウム」は、じつは大部分は吸収されずに腸にとどまります。
腸にマグネシウムが留まると何が起きるかというと、
腸の中がマグネシウムで「濃くなってる」状態なので、
それを「薄めよう」とする自然界の力が体内で働きます。
そこで必要になるのが「水分」です。
腸が水分を溜め込んでマグネシウムを薄めようとします。
➡ 腸に水分が集まる。
便が水分を含み、かさが増し、便意が催される。
また便が柔らかくなり、排便時にいきむチカラが弱い人でも排便しやすくなる。
というわけです。
「便秘には水分が良いから」という単純な理由ではなく、上記のような仕組みで効く薬なので、水分が必要なのです。