人生最大の恐怖を味わった日
紹介先の病院を初めて受診した日のこと。
主治医の先生に、まずエコーで診てもらいました。
私は、リンパは大丈夫だと思っていたのですが、
先生に
「映り方が正常ではないリンパがあります」
とすぐに言われ、その場でリンパに針を刺して中身を吸い取り病理検査(?)に出されました。
今まで1度もリンパを指摘されたことがなかったのに、すぐ探し当てられたのでカミワザだと思いました。
そして
「もし、肺や肝臓に転移してしまっていれば、いきなりステージは4ということになり根治が見込めない状態になります。そうでなければ、ステージ2の後半かなぁ~? 多分大丈夫なんじゃないかと思いますけどね、、、なので、まずは命に関わる肺と肝臓を調べるのでCTを撮ってください。」
と言われました。
私、もう死ぬのかもしれない、と思って愕然としました。が、涙は出ませんでした。
フラフラの状態でCTを撮りに行きました。
結果がわかるまで数時間。
この待ち時間が地獄でした。
ステージ4だったらどうしよう、、、
心拍数上がりすぎて、倒れるかと思いました。
椅子に座って待っているだけでバクバク&クラクラしていました。
夫に付き添ってもらっていたので、本当に助かりました。
CTの結果は、肺や肝臓に明らかな転移は無い。
というものでした。
(細胞レベルでの転移は分からないとのこと。)
リンパの結果も、がん細胞が見つかりませんでした。
しかし、採取の際の針の当たりどころが悪ければ、本当はがん細胞があるのに、無しということになりうるとのこと。
少し気になったのが、CTでは乳がんそのものも写っていなかったということ。CTに写らないがん、のようです。
だとしたら、もし転移してても写らないのでは、、、、
と先生に聞いてみると
明らかな転移があれば、写る。
と言われたので、あまり気にしないことにしました。
そして診察室から出て、ドバーと涙が出ました。
良かった、本当に良かった。治療ができる。
それだけで幸せだと思いました。
このあと、すぐに針生検に呼ばれたので、泣き続けているヒマはありませんでした。