人の生き方を見るのは面白い。私も何かやりたい。
結婚2年で仕事を辞め、子どももいない。
仕事を辞めたばかりのときは、開放感があり幸せを感じていたのだけど、数ヶ月たってくると、このまま働かなくていいのだろうかという罪悪感、後ろめたさに似たような感情が時々チラつく。
かと言って、何をやればいいのかわからないし、やりたいことがない。
自分から何かをひねり出して生み出す、という生き方に憧れてはいるけれど、具体的に私は何が出来るのか、これまたさっぱり分からない。
自分だけで考えるには限界があるので、やはり外からの刺激やアイディア、情報は必要になってくる。インプットってやつ?
そこで、近所の図書館に行ってみた。
ライフスタイルのコーナーに、面白い本があったので借りてみた。
これからの暮らしかた -Off-Grid Life-
47都道府県から各1人ずつ選抜され、その人が実際に行っている「常識にとらわれない、面白い取り組み」が紹介されていた。
その47人一人ひとりには
●なぜ、その取り組みを始めたのか
●1番ワクワクすること、1番悩んでいること
●これから当たり前にしたい「暮らしかた」とは
という3つの質問がされていて、
その質問に対する答えも、47人47色でとても面白かった。(こういう考え方からこの行動を起こしたんだな)という部分を知れると、買いたくなるし、行ってみたくなるし、感謝したくなる。
東日本大震災をきっかけに取り組みを始めた人も何人か紹介されていた。ああいう災害は二度と起きてほしくないけれど、その犠牲が、これからをより良くしていくことに実際つながっていると感じた。
読んでいて最も印象に残ったのは、アスペルガー症候群の少年(青年?)岩野響さんが、コーヒー豆を焙煎する才能を発揮し、自家焙煎コーヒー豆の販売所をオープンさせた、というもの。
彼のことは、以前ニュース番組の特集コーナー(だった気がする)で取り上げられているのを観たことがあったので知っていたというのもある。
正直、羨ましく思った。
まさに、自分にしか出来ないこと、才能を見つけ、発揮するという生き方は私にとって憧れの生き方だから。
ますます「私には何ができるだろう。何かしたい。」という気持ちが強くなってきた。
どうすれば見つけられるのかな。